ロータリーの誕生とその成長
20世紀初頭のシカゴの街は、著しい社会経済の発展の影で、商業道徳の欠如が目立つようになっていました。
ちょうどそのころ、ここに事務所を構えていた青年弁護士ポール・P・ハリスはこの風潮に堪えかね、友人3人と語らって、お互いに信頼できる公正な取引をし、仕事上のつきあいがそのまま親友関係にまで発展するような仲間を増やしたい、という趣旨でロータリークラブという会合を考えました。
ロータリーとは集会を各自の事務所持ち回りで順番に開くことから名付けられたものです。
こうして1905年2月23日にシカゴロータリークラブが誕生しました それから志を同じくするクラブが、次々各地に生まれ、国境を越えて今では200以上の国と地域に広められ、クラブ数35,247 、会員総数は1,235,100人(2016年3月31日RI公式発表)に達しています。
そして、これら世界中のクラブ連合体を国際ロータリーと称します。このように歴史的にみても、ロータリーとは職業倫理を重んずる実業人、専門職業人の集まりなのです。その組織が地球の隅々にまで拡大するにつれて、ロータリーは世界に眼を開いて、幅広い奉仕活動を求められるようになり、現在は多方面にわたって多大の貢献をしています。